土留め(どどめ ) 高低差のある地形で、土がくずれないように作られる構造物や、土を採取したり盛ったりするときに、法面(のりめん)や崖が崩壊しないように土を留めることをいう。土留は花壇の縁取りなど小さなものも指す。
立石(たていし) 石組の手法の一つで、石を立てて据えることをいう。逆に寝かしてある石のことを伏せ石などという。この立石は、日本庭園の石組手法の中心となるものであり、これらの石の据え方次第によって、その庭に対しての評価が異なってくるぐらい、非常に重要な要因を占めるものである。
多年生植物(たねんせいしょくぶつ) 個体として複数年にわたって生存する植物のことである。多年生宿根草や木本植物がそれにあたる。しばしば草本(いわゆる草)に対して用いられる言葉であり、「多年草」と呼ぶことがある。
多年草(たねんそう) 根株が生き続け、開花と結実を繰り返して長年に渡って生長する草花。地上部に茎と葉が残る常緑性のあるものを多年草、冬季に葉や茎が枯れても根株だけで越冬して、春になると再び芽を出すものを宿根草と分ける場合もある。
丹波石(たんばいし) 京都亀岡市付近を中心にして産出する花崗岩で、独特のさびがのることで知られている。同じ京都から産出する鞍馬石とは、同じ花崗岩であっても風合いはかなり違う。延段、飛石、沓脱石、束石などに使用されるが、やはり最近では自然保護の立場から産出する量は激減しているので、非常に高価な石材となっている。
池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん) 広い池泉を中心都市、中島、四阿などを設け、舟遊び・納涼・散策など、庭園をいろいろな角度から干渉し楽しめる造庭技法。桃山末期から江戸初期にかけて成熟した作庭技法。代表的な庭園として、桂離宮・修学院離宮・六義園・後楽園(岡山)などがある。
茶室(ちゃしつ) 茶事を行う座敷のこと。最初は書院に炉を切って、茶を点てることから始まったが、やがて茶の湯の世界に侘寂が流行し始めると、現在の茶の湯の世界で最も憧れの世界である草庵風の茶室が建てられはじめ、現在ではこの空間を一般的に茶室とよぶことが多い。草庵風の茶室の場合、一切の贅を排したもので、そこに躙口などの茶の精神を遺憾なく発揮した意匠を付け加えることによって、精神性と意匠の両面を巧みに融合した建物である。現在では茶室を建てる際、一種の伝統工芸の部類に入っており、そのため坪単価が高騰し、侘び寂の精神を求めるのに
塵穴(ちりあな) 茶室に付随した物で、読んで字の如く塵を入れるために設けられた物。丸や四角などが一般的である。茶事の際などはこの穴の中を綺麗にしておき、露地内などに咲いている花などを、目立たぬように入れたりして、そのときに招いた客に対しての心配りを演出する手段としても使われている。茶事の際は青竹で作った箸を入れておく。
蹲踞(つくばい) 茶席の近くに設けられ、手水鉢や役石などを含めた意匠の総称。手水鉢自体が低く据えられているために、つくばって使うことから蹲踞の名が付いた。逆に手水鉢を高く据えて、立って使う蹲踞形式の物もあり、立ち蹲踞などともいう。
統一外構(とういつがいこう) 「街並み」の美しさを見出すには、バラバラのデザインよりも、揃えることが基本である。街並みをデザインする場合は、使用する材料の種類を極力少なくして、全体をコーディネートする事がポイントとなる。素材・テクスチュアを統一し、色彩と形態によって変化を付けることが効果的な手法である。熊本では、美咲野・光の森など大型住宅団地で一部実施されている。