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須弥山(しゅみせん)

仏教宇宙観で、宇宙の中心をなす山のことをいう。サンスクリット語を音写して須弥山、それを意訳して妙高山ともいう。金輪の上にあり、水面から8万由旬の高さでそびえる。またこの須弥山の周りには九山八海が広がり、その周りを日月が巡り、さらにその周囲や上方にを六道諸天がある。そして頂上には帝釈天の宮殿がある。庭園ではこの思想を主として石組に取り入れ、石を中央に寄せて立てたり、また集団で石組をした中央に立石を用いたりして表現したりしている。このような石組を須弥山石組という。