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七五三の庭(しちごさんのにわ)

古来から奇数は陽の数としておめでたいことであり、その中の三つの数字をとって七五三とし、これを祝儀の数としたのである。このように縁起のいい数であることから、作庭にあたってこの考え方が流入してくることは当然のことである。室町時代以後この手法は続いているが、祝儀的な要素だけではなく、これらの数からくるバランスの良さが、作庭条件として非常に優れていることも好まれる要因である。龍安寺、大徳寺方丈庭園、同真珠庵庭園などは七五三の枯山水庭園として著名なものである。